一点物の壺が、77万円で売れたことがあります。きっかけは接客でも広告でもなく、1本のドキュメンタリー動画でした。
撮ったのは、技術より「想い」
百貨店の売り場に、陶芸家・庭師・盆栽師の3者で自然の空間をつくる。そんな初めての挑戦に密着したときのことです。
作業工程だけを追うのであれば、手元を淡々と記録すればよかったかもしれません。ただ、私たちがカメラを向けたのは、それだけではありませんでした。
- なぜこの作品をつくろうと思ったのか
- 制作中、何を感じ、何に迷っていたのか
- 完成した作品を世に出すことへの、期待と不安
技術の記録以上に、作り手の内側にあるものを拾おうとしました。
作品を世に出す「葛藤」も、その瞬間にしかない
一点物の作品を仕上げ、値をつけ、人前に出す。そこには、外からは見えにくい葛藤があります。
自信を持って送り出したい気持ちと、本当にこれでよかったのかという迷い。値段をつけることへのためらい。誰かに届いてほしいという願い。
こうした感情は、作品が完成し、展示会が終わってしまえば、もう同じ形では語られません。「今、この瞬間」にしかない想いだからこそ、記録しておく価値があります。
想いが伝わると、「モノ」ではなく「その人」を買ってもらえる
写真や文章でも、作品の魅力は伝えられます。ただ、本人の言葉と表情、間合いをそのまま映像で見てもらうと、伝わり方がまったく変わります。
実際、この密着動画をご覧になった方が展示会に足を運び、動画内で紹介した77万円の壺をご購入くださいました。作品そのものが持つ魅力はもちろんありますが、「この人が、こんな想いでつくった作品なのか」という実感が、購入の後押しになったのだと考えています。
想いに共感して購入してくださった方は、流行や話題性で選んだ方とは違います。長くお付き合いいただける、ファンのような関係に育っていく可能性が高いお客様です。

▶ 【裏側密着】盆栽×庭×陶芸|百貨店の売り場で、初めての挑戦(YouTubeで見る)
まとめ
- ドキュメンタリー動画で記録すべきは、技術だけでなく「その瞬間の想い」
- 完成させ、世に出すときの葛藤や迷いも、記録する価値がある
- 想いが伝わると、モノではなく「その人」への共感が生まれ、長期的なファンにつながる
Childhoodでは、熊本の職人・つくり手に密着し、しっかりと想いを引き出したうえでドキュメンタリー動画に仕上げてお届けしています。実際の制作事例はこちらからご覧いただけます。「うちの商品にも、こういう見せ方ができるかもしれない」と思われた方は、Childhoodへご相談ください。熊本を拠点に、取材から編集まで対応しています。
