「サービス紹介動画を作りたいけれど、どういう風に伝えれば良いかわからない」——そう相談を受けたことがあります。機能や特長を漏らさず詰め込もうとすると、情報量が多すぎて結局何も印象に残らない動画になりがちです。今回は、サービス紹介動画を作る前に整理しておきたい「3つの目的」について考えます。
営業向け:商談の理解を助ける構成
商談で使うサービス紹介動画の役割は、資料の言葉だけでは伝わりにくい「実際に使うイメージ」を補うことです。
口頭やスライドでの説明は、聞き手の理解度によって伝わり方にばらつきが出ます。動画であれば、操作画面や利用シーンをそのまま見せられるため、認識のズレが起きにくくなります。
- 実際の画面操作や作業の流れを、テロップ付きで見せる
- 「導入前」と「導入後」の違いが伝わる構成にする
- 説明時間を短縮し、質疑応答に時間を回せる長さに収める
営業担当者によって説明の質が変わってしまう、という課題を動画が肩代わりしてくれます。
Web・LP向け:比較検討中の顧客に使う構成
Webサイトやランディングページに置く動画は、すでに他社と比較検討している段階の顧客に向けたものと考えることもできます。
この段階の訪問者は、機能の一覧よりも「自社の課題に合うかどうか」を知りたがっています。曖昧な説明のままだと、比較の候補から外れてしまいます。
- 想定される疑問(導入の手間、対応範囲、料金の目安など)に先回りして答える
- 実際の利用シーンを短いストーリー仕立てで見せる
- 文章だけでは伝わりにくい操作感やスピード感を動画で補う
比較検討中の顧客は情報を求めて能動的にページを訪れているため、多少長めの尺でも最後まで見てもらいやすいのが特徴です。
認知向け:初めて知ってもらうための構成
SNSや広告経由で初めてサービスを知る人に向けた動画は、機能紹介よりも「共感」から入る構成が向いています。
初めて接点を持つ視聴者は、サービスの詳しい情報よりも先に「自分に関係のある話か」を数秒で判断します。ここで機能を並べても響きません。
- 冒頭で、視聴者が抱えていそうな悩みや関心ごとに触れる
- サービスの説明は後半に回し、まず興味を引く
- 短尺で作り、SNSのリールやショート動画としても展開できる形にする
認知向けの動画は、そのまま営業やLPに転用しようとせず、目的を分けて作るほうが結果的に使い勝手がよくなります。
まとめ:目的から逆算してサービス紹介動画を作る
- 営業向けは「理解の補助」、Web・LP向けは「疑問の先回り」、認知向けは「共感」——目的によって伝えるべき中心が変わる
- 1本の動画に機能をすべて詰め込もうとすると、誰にも刺さらない内容になりやすい
- 誰が、どの段階で見るかを先に決めてから、構成・尺・トーンを設計する
サービス紹介動画は、作ること自体がゴールではありません。誰に、何のために見せるのかを先に整理することで、初めて成果につながる動画になります。
Childhoodでは、目的のヒアリングから構成案の作成、撮影・編集まで一貫してサポートしています。サービス紹介動画を作りたいけれど何から手をつければいいかわからない、という方は、お気軽にChildhoodへご相談ください。熊本を拠点に、目的設計から動画制作まで対応しています。
