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SNS運用

BtoB企業のSNS活用、何を発信すれば効果的かを考えてみる。

2026年10月12日

BtoB企業のSNS活用、何を発信すれば効果的かを考えてみる。

「SNS映えするような商品がない」 「うちの仕事は地味だし、SNS向きじゃないと思う」——BtoBの会社の方は、一度はこういう悩みを感じたことをあるのではないでしょうか。

たしかに、BtoBのSNSは飲食店や雑貨屋さんのように「見てすぐ欲しくなる」ものではありません。でも、発信の考え方を少し変えると、意外と使いどころが見えてきます。

今回は、ひとつの架空の会社を例に「何を発信すればいいのか」を一緒に考えてみようと思います。

例:熊本の小さな電気工事会社の場合

たとえば、こんな会社があったとします。

  • 熊本で電気工事をしている、従業員10人ほどの会社
  • 取引先は工務店や設備会社、地元の企業。新しい仕事は紹介がほとんど
  • 最近の悩みは「若い人の応募が来ない」ことと「新しい取引先を増やしたい」こと

この会社がSNSを始めるとしたら、何を投稿すればいいでしょうか。

まず思いつくのは「施工後の配電盤や照明の写真」かもしれません。もちろん悪くはないのですが、完成写真だけが並んでいても、見る側にはその価値が伝わりにくいのが正直なところです。

ここで一度、立ち止まって考えてみます。そもそも、この会社のSNSを見てほしいのは誰なのか。

「誰に見てほしいか」で発信内容は変わる

BtoBの会社のSNSを見る人は、主に3種類に分けられます。

  • 取引を検討している企業の担当者:「この会社に任せて大丈夫か」を確かめたい
  • 求職者:「どんな人が、どんな雰囲気で働いているか」を知りたい
  • 既存の取引先や地域の人:「最近どんなことをしているか」をなんとなく知りたい

先ほどの会社の悩みは「採用」と「新規取引」でした。つまり、見てほしいのは上の2つ、検討中の担当者と求職者です。

そう考えると、発信すべきことが少し具体的になってきます。完成写真は、どちらかに何かを伝えるための材料のひとつ、という位置づけになります。

BtoBで機能しやすい発信の切り口

では、実際にどんな投稿ができるか。先ほどの会社に当てはめて考えてみます。

  • 作業や手元を見せる:完成後ではなく、配線をまとめている途中や、通電前に確認している様子。「ここまで丁寧にやっているのか」が伝わると、担当者の安心材料になります
  • よくある質問に答える:「小さな工事でも頼めますか?」「見積もりだけでも大丈夫ですか?」など、問い合わせ前に気になることを投稿にする
  • 人を主役にする:ベテランの一言、若手が初めて現場を任された日の話など。求職者が見ているのはこういうところです
  • 社内の「当たり前」を言葉にする:朝礼での安全確認、工具の手入れ、現場を去る前の清掃。社内では当たり前でも、外から見ると会社の姿勢として伝わります

こうして並べてみると、「地味だから発信することがない」わけではなく、普段の仕事の中に材料はたくさんあることがわかります。足りないのは、それを「誰に向けて」切り取るかという視点なんですね。

ちなみに、仕事の手元や本人の語りを記録することの価値については、職人の想いを記録したら、77万円の壺が売れた話でも紹介しています。

目指すのは「届けたい人がつい見ちゃうアカウント」

BtoBのSNSは、フォロワー数が大きく伸びることはあまり期待できません。そもそも見てほしい相手の数が限られていることと万人ウケするために発信していないからです。

だからこそ、数を追うよりも、届けたい人が「つい見ちゃう」アカウントになっているかを考えてみるほうが現実的です。

たとえば、求職者に届けたいのであれば、

  • どんな仕事を、どんな人たちが、どんな雰囲気でしているのか
  • 給料や休み、福利厚生は実際どうなのか
  • 働いているスタッフ自身はどう感じているのか

といった内容を、スタッフのリアルな声を交えて発信すると、興味を持ってもらいやすいかもしれません。求人票だけではわからない「中の様子」こそ、求職者が知りたい情報です。

一方で、取引先に見てもらいたいのであれば、作業中の映像や現場の様子から、確かな技術や丁寧な仕事ぶりを伝えられます。施工実績をまとめて見せれば、「この規模の工事も任せられそうだ」という判断材料にもなります。

まずはターゲットを決めて、その人たちがどんな情報を欲しているかを考えてみる。そうすると、意外とコンテンツ案も出てきやすくなります。何を目標に置くかについては、SNS運用の「KPI」はどう設定するのが正解かも参考にしてみてください。

まとめ:BtoBのSNS発信を考えるチェックリスト

  • SNSを見てほしい相手(取引を検討中の担当者・求職者など)を決めたか
  • その相手が「何を知りたいのか」を言葉にできているか
  • 完成写真だけでなく、作業の様子・人・社内の当たり前に目を向けているか
  • 届けたい人が「つい見ちゃう」内容になっているか

「うちはSNS向きじゃない」と感じていた会社ほど、少し視点を変えるだけで発信できることが見つかるはずです。まずは、見てほしい相手を一人思い浮かべるところから始めてみてください。


Childhoodでは、BtoB企業のSNS設計から、撮影・投稿の運用まで一緒に考えながらサポートしています。「何を発信すればいいかわからない」という段階からでも大丈夫です。熊本を拠点に活動していますので、お気軽にChildhoodへご相談ください。

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